学校日誌

広島平和式典報告会

2023年9月6日 19時02分
広島平和式典に参加した本校代表生徒による報告会が、リモート配信で行われました。実際にヒロシマを訪れた実感を伴った報告に、どの生徒も真剣に視聴していました。


報告会の内容をご紹介します。

856日の2日間広島の派遣事業に参加してきました。派遣一日目には安田女子高等学校、平和記念公園、原爆資料館に訪問してきました。派遣二日目には平和式典に参列をしました。一日目の安田女子高等学校では、被爆樹木や学校の歴史について学びました。被爆樹木とは、爆心地から約2キロメートル以内にあり、原爆投下前から生えていた樹木のことを示します。原爆後の、被爆樹木の本数はわずか160本しかなく、安田女子高等学校では、この貴重な被爆樹木の苗木を作り、全国各地に送る活動をしています。磐田市のかぶと塚公園にも、安田女子高等学校から頂いた、被爆桜の苗木を育て桜の木が立っています。この活動を通してたくさんの人と平和について語ることや、平和について考えるきっかけを作りたいと考えているそうです。このような話を聞き、平和に暮らす有り難さを改めて知ることができました。原爆資料館では、被爆者の思いや、実際の衣服、核兵器の説明など多くのものが展示されていました。広島に投下された原子爆弾によって約14万人ものの命が奪われてしまったそうです。展示を見て当時の様子や原爆の恐ろしさを肌で感じることができ、戦争を起こしてはいけない理由や第二次世界大戦が起こってしまった理由などを詳しく知ることができました。2日目の平和式典では、こども代表の「平和への誓い」や、内閣総理大臣、国連事務総長のあいさつなどを真剣に聞き入れ、原爆投下から78年目の8月6日午前8時15分、平和の鐘とともに黙とうを捧げました。

今回広島に行き僕が一番心に残っていることは平和式典でのこども代表の言葉です。その代表の言葉の中では「私たちにもできることがある」と述べていました。原爆投下から78年たった今でも自分たちにできることを考え、広島のこどもたちは行動をしているということに一番衝撃を受けました。今回広島に行き、自分の知らなかったことを多く知ることができました。原爆の恐ろしさや体験した人達の思いを知ることができ、原爆のことについて知らない人やこれからの未来をつくっていく次の世代の人たちに伝えていきたいです。