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葵祭の起源は『賀茂旧記』によると、その祭祀の起源は太古御祭神・賀茂別雷大神が神山に御光臨される際、神託により葵を飾り、馬を走らせ、神迎えの祭りを行ったことに始まるとされています。約1500年前、欽明天皇(在539~571)の頃に遡ります。風雨が続き、五穀が実らなかったため、勅命により当時賀茂の大神の崇敬者だった卜部伊吉若日子に占わせたところ賀茂大神の祟りであるとわかり、旧暦4月に祭礼を行い、馬には鈴をかけ、人は猪頭(ししがしら)をかぶって駆競(かけくらべ)を行いました。すると風雨がおさまり、五穀も豊かに実って国民も安泰に。この行事が葵祭のルーツとされています。819年には、律令制度で最も重要な恒例祭祀に準じて行う国家的な行事となりました。平安中期の貴族の間では、「祭り」と言えば葵祭をさすほど有名で、「枕草子」や「源氏物語」といった文学作品にも登場しています。もともとは「賀茂祭」と呼ばれていましたが、江戸時代に、当日の内裏宸殿の御簾や牛車などに二葉葵を飾ることから葵祭と呼ばれるようになったと言われています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの葵祭には約一万枚のフタバアオイが使用されるのだそうです。かつては上賀茂神社に自生していたものでまかなえていましたが、生息地の減少等により祭に必要な数が揃えられなくなってきました。そこで、フタバアオイを奉納する人たちを全国から募るようになったのだとか。また、徳川家の家紋である「三つ葉葵」のモデルになっているとされ、徳川家にゆかりのある遠州地域でも学校や企業がフタバアオイを上賀茂神社に奉納しているのだそうです。城山中では2014年からこの活動を継続しています。前置きが長くなりましたが、今日は3年6組の生徒たちが代表して作業に取り組みました。ここ1・2年の間に卒業した先輩たちが植えてくれたフタバアオイは、中庭にあります。ここから一株ごとにポットに入れて土をかぶせていくという作業です。みんなで協力して進めていきました。